【本のみみ】のはじまり

 

本のみみは足立区内の企業、安心堂(丸山有子)と菅原製本所(安田典子)が協力して製作しています。

 

20205月、ラオスの女性支援に尽力するNPO法人 Support for woman's happinessの石原ゆり奈代表から、ロゴの印刷をしてもらえないかという相談が株式会社安心堂 丸山有子のもとにありました。

 

その時、石原代表が持参されたのが、市販されているノートとメモ帳でした。

市販されているものを購入するならば、ぜひノートとメモ帳から作らせてもらえないかと提案したのが最初のきっかけです。

 

製本業では製本する際にどうしても廃棄せざるを得ない残紙があることを知っていました。

 

残紙を廃棄させず新しい製品に生まれ変わらせるプロジェクトを立ち上げ、製本所の安田典子に提案したところから【本のみみ】がスタートしました。 

 


わたしたちのこと

 

 私たちの共通点は「創業者の娘であること」

 

製造業の女性経営者がまだ多くない中、創業者である父親の後を継ぐ決意するのは容易なことではありません。

 

偉大過ぎるその存在を前にして、家業を承継することの重圧は想像をはるかに超えていました。

 

数年前になりますが、別々の場所で自分たちのこれからをどう生きていくかを模索していた日々の中、私たちは出会いました。

 

ゼロからイチを生み出すことの苦労を知らない私たち。

創業者を超えることは難しい。

偉大な存在を前にして、家業を承継するまでに乗り越えなければならない壁はいくつもあります。

 

 

 「製造業・女性承継者・中小零細企業・斜陽産業」ネガティブと思えるワードは、私たちにはいくらでもあります。

 

 でも、その一歩を踏み出さなければ何も変わならい。

行動からしか変化は生まれないのです。

 

自分たちだからこそできることを見つけ、チャレンジしていこうと、それぞれが日々挑戦しています。

 

 継ぐと決めたからには結果を出す。

 

 それぞれに、挑戦は続いています。

その中で互いの存在はとても心強いです。

 

 応援しあう。

支えあう。

切磋琢磨する。

 

私たちは 常にそのことを意識しています。

 

 【本のみみ】は私たちの小さな一歩です。

 

 しかしこの一歩は、やがて道となる、そしていつの日か誰かの道標となれるよう目指し、前に進んでいます。

 

 「ものづくり」は、ただものを作っているわけではないのです。

物語を作っているのです。

 

 日本の経済を支えている、町工場の底力と魅力を、私たちの活動を通して皆さんに伝えていきたいと思っています。

 

 

 


本のみみ プロジェクトマネージャー

株式会社安心堂  丸山有子

 ・本のみみプロジェクト総合責任者

・2020年4月、株式会社安心堂の代表取締役に就任

「楽しくなければ続かない」「行動からしか変化は生まれない」この言葉を胸に、日々チャレンジし続けいています。


本のみみ プロダクトリーダー

・本のみみ グッズ製造責任者

・「めげない、諦めない」を心に決め、本のみみブランドの展開と、菅原製本所の事業承継を目指しています。